ケヴィン・デ・ブライネのスーパープレイ、特にパスに注目した記事です。2020年にこの記事を書いたときに紹介していた動画は、残念ながら見られなくなってしまいました。そこで、プレミアリーグ公式チャンネルが公開している、デ・ブライネのアシスト集に差し替えました。
動画:World-Class Vision Kevin De Bruyne’s Top Assists(約4分30秒)/提供:Premier League
マンチェスター・シティ時代のデ・ブライネは、世界一広い視野と正確なキックを兼ね備えたパサーと言っても言い過ぎではありませんでした。まるで試合中に未来が見えているかのようなパスを、何度も見せてくれます。
デ・ブライネの3つの注目ポイント
1. 両利き(利き足は右)
利き足は右ですが、試合中は左足もよく使います。ディフェンダーは右利きを前提にドリブルやパス、シュートを予想しますが、デ・ブライネは左足でも精度の高いキックを蹴れます。左に持ち替えられてから蹴られると、守る側はお手上げです。
2. 広大な視野
デ・ブライネは、反対サイドの選手までよく見ています。もしかしたら選手だけでなく、ピッチ上の空いているスペースまで、すべて把握しているのかもしれません。その代表が、逆サイドへ一気に通す対角線のパスです。
3. 正確無比なキック
デ・ブライネは、受け手がボールをコントロールしやすいように、場面に合わせてキックの種類を変えています。これほど多くの種類のキックを、この精度とスピードで蹴れる選手は、歴史的に見ても多くないと思います。
一番難しいパスを、簡単そうに通す
以前、日本代表の遠藤選手が、パスの優先順位について「自分が考えられる中で、難しいほうから順に選ぶ」と話していたのを聞いたことがあります。デ・ブライネは、その一番難しいと思われるパスを、いとも簡単にやってのけます。紹介されているパスの一つ一つがすごすぎて、何度も見返してしまいました。こんな選手になりたいものです。
なお、デ・ブライネは2025年にマンチェスター・シティを退団し、この記事を更新した2026年10月時点ではイタリアのナポリでプレーしています。
今日からできる練習メニュー
首振り+対角ロングパス(3人/ボール1個・マーカー3個/15分)
デ・ブライネのような「逆サイドが見えているパス」を身につける練習です。図のようにA・B・Cの位置にマーカーを置き、BとCは25〜30mほど離します。Aが短いパスをBに出し、Bはボールを受ける前に首を振ってCの位置を確認します。そしてファーストタッチで蹴りやすい場所にボールを置き、Cへ対角のロングパスを送りましょう。1本ごとにA→B→Cの位置へ順番に移動し、Cはボールを持ってAの位置へ戻ります。慣れてきたら、逆足でも蹴ってみてください。
参考動画:逆サイドまで一気に届くロングキックの蹴り方を、日本語で分かりやすく教えてくれる動画です。
動画:【サイドチェンジ】逆サイドに一気に飛ばすロングキックの蹴り方を教えます|サッカー/提供:ぱんだ兄弟 Panda bros.
まとめ
両足を使えること、広い視野を持つこと、そして状況に合わせてキックを蹴り分けること。デ・ブライネのパスには、パスが上手くなるためのヒントがたくさん詰まっています。皆さんのパス技術向上のお役に立てれば幸いです。
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