第39回;【一撃必殺】ベッカムの右足から放たれるボールの行方( David Beckham Top 50 Unreal Passes )

【約10分30秒の動画です。】

 

ベッカムのレアル・マドリード時代の秀逸なパスを集めた動画です。

 

今更ですが、すごいですね。

世界一、かっこいいだけではなく、

世界一、キックも上手い。

サッカー史だけではなく、

50年後、世界史でも登場するぐらいの人物なのではないでしょうか。

私は、この動画を見て、すっかり魅了されてしまいました。

 

自陣から敵陣の奥深くまで届く、

精度の高いロングボールは、

ディフェンスにとって脅威以外の何者でもないですね。

 

理由は簡単で、ディフェンスが整っていない上に、

広大なスペースもある。

ここに1対1では、勝つことのできない能力の高いストライカーが加わると、

守りようがないです。

 

ベッカムの注目ポイントは3つあります。

 

1.広大な視野

2.キックの種類

3.プレスができない場所からの精度の高いパス

 

1.広大な視野

デ・ブライネの時と同じです。

どこにポジショニングしていても、

最初に、一番ゴールに近い選手を見ていますね。

 

2.キックの種類

ベッカムは、右足ロングキックを蹴る時、

3種類の球種を使い分けて蹴っています。

カーブ→インサイド

ストレートに近いカーブ→インサイドとインステップの間

ストレート→インステップ

これらが全て足を大きく振るフォームで、かつ正確に蹴れる。

体のバランスを保つ軸足が、

人並み外れてしっかりしているのだと思います。

 

3.プレスができない場所からの精度の高いパス

ベッカムは、ディフェンスがプレスができない位置、

自陣の深いポジションからも躊躇なく、ロングパスを出しています。

レアルに錚々たるフォワードがいたから、

自信を持ってできることだとは思います。

 

ディフェンスは、まさかボールが来るなんて、

予想していないので、慌てています。

一時期、ショートパスを繋ぐバルセロナの様なサッカースタイルがもてはやされましたが、

条件が揃っていれば、ショートパスを繋がなくても、

パス一本で、試合を変えてしまう。

あまりに効率がいいので、

それも戦術としては、ありなのかな。と思えてしまいます。

 

 

この動画を参考にして、

皆様のパス技術向上のお役に立てれば幸いです。

 

それでは、また次回、お会いできることを楽しみにしております。

(*- -)(*_ _)ペコリ