自陣の深い位置から、敵陣の奥まで一本のパスで届けてしまう。この動画は、デビッド・ベッカムのレアル・マドリード時代の、精度の高いパスを集めたものです。
ベッカムといえば、華やかな見た目に目が行きがちですが、キックの上手さは世界でもトップクラス。この動画を見ると、そのすごさにすっかり魅了されてしまいます。
動画:David Beckham Top 50 Unreal Passes(約10分30秒)/提供:Adict 316
ロングパスが脅威になる理由
自陣から敵陣の奥深くまで届く正確なロングボールは、ディフェンスにとって大きな脅威です。理由はシンプルで、相手の守備がまだ整っていないうえに、背後には広いスペースがあるからです。そこに1対1で止められない力を持ったストライカーがいれば、守りようがありません。
ベッカムの3つの注目ポイント
1. 広い視野
どこでボールを持っても、まず一番ゴールに近い味方を見ています。顔を上げた瞬間に、最も相手が嫌がる場所を見つけているのが分かります。
2. 3種類のキックの蹴り分け
ベッカムは右足のロングキックで、3つの球種を使い分けています。
- カーブ:インサイドで蹴る
- ストレートに近いカーブ:インサイドとインステップの間で蹴る
- ストレート:インステップで蹴る
しかも、どれも足を大きく振るフォームで、正確に蹴り分けています。体のバランスを支える軸足が、人並み外れてしっかりしているのだと思います。
3. プレスがかからない場所からの正確なパス
相手がプレスをかけてこない自陣の深い位置からでも、迷わずロングパスを狙います。守る側は「まさかここからボールが来るとは」と慌ててしまいます。レアル・マドリードに優れたフォワードがそろっていたからこそ、自信を持って出せたパスでもあるでしょう。
短いパスをつなぐスタイルが注目されることも多いですが、条件がそろえば、パス一本で試合を変えることができる。ベッカムのプレーは、そんなロングパスの価値を改めて教えてくれます。
今日からできる練習メニュー
3種類のロングキック蹴り分け(2人/ボール数個/15分)
パートナーと25〜30m離れて向かい合い、同じ相手に向けて「カーブ」「ストレートに近いカーブ」「ストレート」の3種類を順番に蹴ります。最初は20mくらいから始め、どの球種でもパートナーが動かずに受けられる場所に届くことを目標にしましょう。蹴るたびに、軸足がぐらついていないかも確認してください。
あわせて見たい動画
マンチェスター・ユナイテッド時代のベッカムのアシストは、クラブ公式チャンネルの動画で見られます。レアル・マドリード時代と見比べるのもおすすめです。
動画:Beckham’s Best Assists!/提供:Manchester United 公式チャンネル
まとめ
広い視野、3種類のキック、そしてどこからでも狙う勇気。ベッカムのロングパスには、パス一本で試合を変えるヒントが詰まっています。皆さんのパス技術向上のお役に立てれば幸いです。
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