相手に囲まれた密集の中でも、足の裏でボールを引いて、くるっと方向を変えて抜け出す。それが「Vターン」です。ボールを引いてから押し出す動きが、アルファベットの「V」の形に見えることから、この名前で呼ばれています。
特に中盤の選手にとっては、相手に寄せられたときにボールをキープするための大切なフェイントです。今回は、Vターンのやり方を解説した動画と、練習方法の動画の2本を紹介します。
動画①:密集を打開する足裏を使った簡単フェイント解説【Vターン】(約3分40秒)/提供:Footy14Skills
Vターンで気をつけたい3つのポイント
フェイントそのもののやり方は、動画を見るとよく分かります。ここでは、試合で使うときの注意点を解説します。
1. 相手が足を出すのを待つ「リアクション型」
Vターンは、自分から仕掛けるというより、相手の動きに反応して使うフェイントです。ボールを相手に見せて、相手がボールに足を出してきたら、足裏で引いてかわします。
2. 相手の足だけを見ない
相手の足ばかりを見ていると、周りの状況が分からなくなります。相手の体全体の動きと周りの状況を見ながら、足の動きは視界の端(間接視野)でとらえるのが理想です。足元のボールを見なくてもできるようになるまで練習しましょう。
3. かわした瞬間に一気に加速する
Vターンをする直前、攻撃側はほぼ止まった状態です。相手の体が前に傾いた瞬間を逃さずに急加速しないと、すぐに追いつかれてしまいます。「引く」と「加速」をセットで覚えることが大切です。
今日からできる練習メニュー
Vターン1対1(2人/ボール1個/10分)
守備役の人に、ゆっくり足を出してもらうところから始めます。攻撃側はボールを少し前に見せ、相手が足を出した瞬間に足裏で引き、斜め前に一気に加速して抜けます。慣れてきたら、守備役は本気で奪いにいきましょう。1人のときは、マーカーを相手に見立てて同じ動きを繰り返すだけでも練習になります。
参考動画:方向転換のスピードを上げるためのドリル(引いて押し出す動き)を紹介しています。Vターンの練習にそのまま使えます。
動画②:Dan Crowley | How to improve change of direction | Soccer drill(約4分)/提供:FourFourTwo
まとめ
Vターンは、見た目はシンプルでも、相手をよく見て、引いたあとに一気に加速できるかどうかで成功が決まるフェイントです。密集の中でボールを失いがちな人は、ぜひ練習に取り入れてみてください。ドリブル技術向上のお役に立てれば幸いです。
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